白内障の手術をした後、数年経過してから視力が落ちてきたと感じることがあります。これは、「後発白内障」が発生している可能性があります。
こちらでは、白内障手術後に発生する後発白内障の特徴や治療内容をご紹介いたします。後発白内障についてご質問がある方は、横須賀中央駅近くの眼科・しのはら眼科へご相談ください。
白内障の手術では混濁した水晶体を除去し、替わりに人工の眼内レンズを移植します。
水晶体嚢(水晶体が入っていた袋)の後ろの半分は残すため、除去した水晶体の上皮細胞が一部残っていると、水晶体嚢の後ろの部分で増殖してしまうことがあります。
この水晶体嚢が混濁してしまう状況こそが、後発白内障の正体です。
後発白内障は決して珍しいものではなく、手術を受けた方なら誰にでも起こる可能性がある合併症です。発症率は眼内レンズを移植する方法や種類によって異なりますが、手術後1年以内で約10%、3~5年では約20%の確率で発症するという報告もあります。
後発白内障が疑われる場合は、眼科医に相談しましょう。白内障の手術を受けた眼科に再びかかることが難しい場合は、転居先の病院に相談してみることをおすすめします。
「視界にまるで煙か霧でも出たようにハッキリしない」という見え方、徐々に進行してきたという記憶はありませんか?後発白内障は発生のメカニズム自体が白内障と似ているため、「ある日突然、自覚症状に気づく」ということは、むしろ稀有な例と言えます。
今一度、白内障の自覚症状をおさらいし、このような症状がないかを確認してみましょう。
白内障の手術を過去に受けたことがあるにも関わらず、このような症状が再度出てきているという場合には、「後発白内障」が出てきている可能性があります。
視力に影響がないようでしたら、特に治療をしなくても構いません。視界がはっきりせず治療が必要と判断した場合は、濁っている水晶体嚢をYAGレーザーで切り取り、眼内に光が入るようにします。
レーザーを用いた治療は大掛かりなものではなく、点眼薬を差して瞳を開いた後、レーザーを瞬間当てて終了です。外来での処置が可能で、入院の必要はありません。
横須賀中央駅近くにあるしのはら眼科では、健康保険適用の白内障日帰り手術、網膜のレーザー光凝固術、レーザー虹彩切除術の対応が可能です。YAGレーザーによる後発白内障の処置にも対応できますので、まずは検査をご予約ください。
検査を受ける方に対しては、車・バイク以外でのご来院をお願いしています。横須賀中央の駅前から徒歩1分の場所にありますので、アクセスは便利です。手術・検査に関することで疑問や不安があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
医院名 | しのはら眼科 |
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住所 | 〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町2-5 矢島ビル7F |
TEL | 046-824-3706 |
URL | https://www.shinohara-ganka.com/ |